Allegro Tranquillo

邦人クラシック、アニメ等

山田耕筰

交響詩「暗い扉」・「曼陀羅の華」

前回のCDの残り2曲について。 交響詩「暗い扉」(1914) ベルリン留学中に書かれた日本最初の交響詩。王立音楽院の課題としてアカデミックな書法を求められた序曲・交響曲と異なり、当時の山田の関心の対象だった後期ロマン派的な響きや大規模な管弦楽を存分…

弦楽四重奏曲第2番、序曲、交響曲「かちどきと平和」

本を読んだところで、実際の山田の楽曲を聴いてみる。 弦楽四重奏曲第2番(1908) 東京音楽学校時代に作曲された4つの弦楽四重奏曲の1つ。後藤の本では、山田が友人の多久寅らと結成した多カルテットのために結成したとも、和声の学習のためヴェルクマイスタ…

後藤暢子『山田耕筰』

山田耕筰: 作るのではなく生む (ミネルヴァ日本評伝選)作者: 後藤暢子出版社/メーカー: ミネルヴァ書房発売日: 2014/08/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 『山田耕筰作品全集』の編纂に関わった山田耕筰研究の第一人者による評伝。山田…